どうもはじめまして。
アーバンズ合同会社CKOです。
もしかしたらCKOとは聞きなれない役職かもしれませんね。
「Chief Knowledge Officer 」=「最高知識責任者」という意味で、幅広い知識や社内に蓄積された知識(たとえば技術だけでなく社員同士の関係性なども含む) などを活用して会社の価値を上げる役職のことです。
そんな役職に恥じないよう、勉強して学んだことのアウトプットとして、様々なことを書いていこうというのが当ブログの主旨となっています。
さて、記念すべき第一回目なのですが、私は大学院で経済学を専攻していたので、最初は「資本主義社会とは」をテーマに書いていこうと思います。
現代社会とは資本主義社会である、といわれますが、それってどういう社会のことなのでしょうか。
なんとなく、お金中心の社会のことだと思っている人も多いと思います。
大きくは間違ってはいないのですが、もう少し正確に言うと、「資本」中心の社会のことですね。
それでは、「資本」とはなんだということになりますが、学問的には「自己増殖する価値」と定義されています。
少しわかりづらいですね。具体的に考えてみましょうか。
たとえば、ここにマンションがあります。
これを私用で使う場合は資産ですが、このマンションで貸し出しや売買などを行い、お金を稼ぐ道具として扱う場合は資本となります。
つまり、お金儲けに使うかどうかで、資本になるかどうかが決まるのですね。
それでは資本主義社会とはどういう意味なのでしょうか。
それは、お金儲けを中心にした社会だということになります。
会社に行って利益を追い求めるのが中心となる社会ですね。
この中心というところが一種の肝でして、人間そのものよりもお金儲けが大事な世の中とも言えるわけですね。
そのような視点からみて、多くの批判がされたりもしました。
たとえば、
会社に言われたら家族と離れて単身赴任をしなければならない
便利なはずの携帯電話は、休日にも仕事で呼び出してくる資本に
結婚相手の条件として、年収をあまりに重視しすぎてしまうのも、もしかしたら資本中心の社会の結果かもしれませんね。
以上の例のように、現代社会では、資本化したモノや時間に支配されている社会とも言えるんですね。
封建社会では王様や殿様に支配されていたことを考えると、資本主義社会では資本に支配されているとも言えそうですね。
もちろん、そうはいっても資本主義社会は技術や生活水準を人類史上かつてないほど押し上げているので、そう簡単な善悪二元論にはできません。
いまや悪名高くなってしまったマルクスも、資本主義社会の技術の発展は好意的に評価していました。
さらに彼は、技術の発展とともに人間の発達も視野に入れていたと言われています。
そのようなわけで、アーバンズ合同会社は資本を通じて世のため人のためになるようなことをしていきたいと思っています。これからよろしくお願いします。
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